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地蔵仏頭を彫る

地蔵菩薩頭部の彫り方はは全ての仏像の基本になりますので、しっかり覚えましょう。
ここで昔から仏師に伝わる「
木割り法」が出てきます。
立像1尺(髪の生え際までの高さが1尺の意味で
光際ともいう)の場合は、曲尺の1寸が「1ツ」、5分が「半」になります。この割合で仏像の頭部を割り出せば、お顔の巾(耳張といい耳まで含めた最大幅)が1ツ半、頭の奥行きが1ツ半強(1.6位)、光際から頭頂までが半、光際から下まぶた迄が半、耳の長さは1ツとなります。

デッサン
教材は立像1尺2寸用の仏頭ですから、1ツは1寸2分、半は6分になります。
1,幅の狭い方が正面です。正面、側面、上下面とも中心線を曲尺で引き、上から6分(半)ずつ線を描き入れる。
2,下まぶた、下唇の下、首の三道(さんどうといい首の三本のしわ)の下から2番目のしわの位置などポイントとなるところから描く。
3,側面は中心から後ろに位置する耳に注意。長さは1ツですから1寸2分。耳の出っ張り、鼻、後頭部の出っ張りは材料の端までくること。※曲尺の使い方はこちら
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4,木取り
1図のように彫刻台の端に材料を押さえて、両刃ノコを三道の下から2番目の線に入れ側面図の斜線の部分を切り落とします。2図のように側面の赤い斜めの線にノコをいれ、3図のように下から平刀4分をいれ斜めにカット。
4図のように後ろにもノコをいれ、今度は上から平刀でカット。
5,粗彫り 5図のように彫刻台の端に材料を当て、中心線を残して角を丸刀6分で丸めます。左手は必ず刃の手前に置きます。6図のように側面も耳だけ残して丸めます。
7図のように三角刀で耳の部分は1分くらい出っ張るように残します。8図のように平刀4分で首を丸めます。9図のように頭頂部分も丸めます。左右対称に正確な丸さを出します。
1011 10図のようにの位置に三角刀を入れ11側面図のように上唇からあごにかけて小刀で切り落としますと鼻の高さがでます。目の位置に三角刀をいれ下から平刀でカットすれば鼻の傾きが出ます。11図側面図のように額の部分は切り落とします。11図の点線上唇の出っ張りと額より鼻が出ていないといけません。

11図のように耳の輪郭を三角刀で出し、側面、後頭部も平刀ですぼめるように丸めます