仏足を彫る

手板で地紋彫りが出来たら、いよいよ丸彫りに入ります。仏足は形が簡単で彫刻をマスターするには最も適した題材です。仏像のお顔、全体像を彫るようになっても、この仏足を彫る手順が基本になっていきますので順序を守ることが大事です。また、10本組指定彫刻刀の使い方も学べます。


仏足の材料と見本

  
     正面図             側面図
1.デッサン
材料(木取り材)に正面図、側面図、前面図(かまぼこ型)を描く。彫る部分は必ず斜線を引くこと。
2、正面切り落とし(彫刻台使用)
(木工ミシン使っても可)
正面の斜線部を丸刀6分刃表を使ってほぼ90度に切り落としていく。丸刀6分の刃先耳から半分だけ使うと2倍の力が刃先に加わる。左手は必ず彫刻刀の手前にあります。
3,切り落としたら側面図が消えるので、もう一度デッサン。斜線を引くのを忘れないように。
4,←側面を彫る(浅丸6分)
写真のように彫刻台の端に材料を当てて彫る。
5,→指先に反りを出す(浅丸4分)
左手親指を刃の真ん中当たりに当て必ずブレーキをきかす。
空中で彫ること。
6,←かまぼこ(半円柱)にする
平刀4分を使って、かまぼこ型にします。初心者は豆腐のように四角に彫るので注意。
7,指を彫る
デッサン後、三角刀で指を彫る。指先まできちんと彫ること。
8、←指を丸める
平刀4分、1分半を使い指をかまぼこ型にします。
9,→爪は丸刀2分で立て込み↓のように小刀の刃先で仕上げる。
10,仕上げ
小刀と平刀4分、1分半を使って仕上げていきます。順目に彫れるよう高いところから低いところへ刀を運びます。細かい石目のような切りくずが出るようにします。バリカンのように押してはいけません、クワで畑を耕すような感覚です。指先は狭く、赤ん坊の足のように反っています。